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書籍詳細情報

「腫瘍病理鑑別診断アトラス   脳腫瘍」の詳細情報です.

古典的組織分類から分子遺伝学的分類へ 中枢神経系腫瘍分類の新時代への幕開け

腫瘍病理鑑別診断アトラス
脳腫瘍
  • 編集
    小森隆司(東京都立神経病院部長)
廣瀬隆則(兵庫県立がんセンター部長・神戸大学特命教授)
  • B5変型判・264頁・4色刷
    2017年6月6日発行
  • 定価 17,280円(本体 16,000円)
    ISBN978-4-8306-2252-6

この本の内容

脳腫瘍の病理診断が難しい要因の一つとして,組織・免疫・遺伝学的所見が必ずしも腫瘍型に特異的ではないことが挙げられる.それを補うために,形態情報に加えて,臨床,画像,遺伝子情報を統合的に判断するintegrated diagnosisが提唱されている.臨床画像情報から候補となる腫瘍を思い浮かべつつHE標本を鏡検し,必要な免疫組織化学染色と遺伝学的検査を選択する診断の流れを学ぶ.

▽〈腫瘍病理鑑別診断アトラス〉シリーズ既刊
 『子宮頸癌』(2009年4月刊)
  編集:坂本穆彦・安田政実
 『前立腺癌』(2009年11月刊)
  編集:白石泰三・森永正二郎
 『肝癌』(2010年5月刊)
  編集:中沼安二・坂元亨宇
 『皮膚腫瘍I 角化細胞性腫瘍,付属器系腫瘍と皮膚特有の間葉系腫瘍』(2010年11月刊)
  編集:真鍋俊明・清水道生
 『皮膚腫瘍II メラノサイト系腫瘍とリンパ・組織球・造血系腫瘍』(2010年12月刊)
  編集:真鍋俊明・清水道生
 『軟部腫瘍』(2011年4月刊)
  編集:長谷川 匡・小田義直
 『甲状腺癌』(2011年4月刊)
  編集:坂本穆彦・廣川満良
 『大腸癌』(2011年11月刊)
  編集:八尾隆史・藤盛孝博
 『卵巣腫瘍』(2012年4月刊)
  編集:本山悌一・坂本穆彦
 『食道癌』(2012年4月刊)
  編集:田久保海誉・大橋健一
 『腎盂・尿管・膀胱癌』(2012年11月刊)
  編集:都築豊徳・森永正二郎
 『造血器腫瘍』(2013年6月刊)
  編集:定平吉都・北川昌伸
 『腎癌』(2013年11月刊)
  編集:長嶋洋治・黒田直人・松嵜 理
 『子宮体癌』(2014年4月刊)
  編集:森谷卓也・柳井広之
 『縦隔腫瘍・胸膜腫瘍』(2014年4月刊)
  編集:深山正久・野口雅之・松野吉宏
 『肺癌』(2014年11月刊)
  編集:深山正久・野口雅之・松野吉宏
 『胆道癌・膵癌』(2015年4月刊)
  編集:鬼島 宏・福嶋敬宜
 『頭頸部腫瘍Iー唾液腺腫瘍ー』(2015年4月刊)
  編集:森永正二郎・高田 隆・長尾 俊孝
 『頭頸部腫瘍IIー上気道・咽頭・口腔腫瘍と歯原性腫瘍ー』(2015年4月刊)
  編集:森永正二郎・高田 隆・長尾 俊孝
 『胃癌 第2版』(2015年10月刊)
  編集:深山正久・大倉康男
 『乳癌 第2版』(2016年5月刊)
  編集:森谷卓也・津田 均
 『骨腫瘍』(2016年5月刊)
  編集:野島孝之・小田義直
 『NET・下垂体・副甲状腺・副腎』(2017年4月刊)
  編集:笹野公伸・亀山香織
 『脳腫瘍』(2017年6月刊)
  編集:小森隆司・廣瀬隆則

序 文

序文
 脳腫瘍の組織像や悪性度は年齢や部位に強く依存することが古くから知られてきた.近年,その背景に特徴的な遺伝学的異常が存在することが明らかとなり,また,そうした異常が従来.........

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主要目次

第1部 検鏡前の確認事項
I.脳腫瘍組織分類の現状
 1.WHO中枢神経系腫瘍分類改訂の概要
 2.びまん性星細胞系および乏突起膠細胞系腫瘍
 3.その他の星細胞系腫瘍
 4.上衣系腫瘍
 5.神経細胞性および混合神経細胞─膠細胞系腫瘍
 6.胎児性腫瘍
 7.神経鞘腫瘍
 8.髄膜腫
 9.間葉系腫瘍
 10.リンパ腫と組織球性腫瘍
II.脳腫瘍の画像診断
 1.知っておくべき放射線学的診断法
 2.診断に大きく影響を与える代表的な画像所見
III.病理検体の取扱い
 1.検体を扱う前に:病理診断依頼書で確認する事項
 2.術中迅速診断等の小検体の取扱い
 3.切除材料の取扱い
IV.脳腫瘍の分子遺伝学
 1.脳腫瘍における遺伝子異常の全体像
 2.遺伝子プロファイルに基づく治療戦略
 3.脳腫瘍におけるクリニカルシーケンスの実際
第2部 組織型と診断の実際
I.浸潤性星細胞腫と乏突起膠腫
 1.IDH変異型・浸潤性星細胞腫
  1.浸潤性星細胞腫の診断
  2.びまん性星細胞腫・IDH変異
  3.退形成性星細胞腫・IDH変異
  4.膠芽腫・IDH変異
 2.IDH野生型・膠芽腫
 3.膠芽腫の亜型
  1.巨細胞膠芽腫
  2.膠肉腫
  3.類上皮膠芽腫
  4.特徴的な組織形態を呈する膠芽腫
 4.IDH変異・1p/19q共欠失乏突起膠腫
 5.小児の浸潤性神経膠腫
II.その他の星細胞腫と上衣細胞系腫瘍
 1.限局性星細胞腫
  1.毛様細胞性星細胞腫
  2.毛様類粘液性星細胞腫
  3.多形黄色星細胞腫
  4.退形成性多形黄色星細胞腫
 2.上衣系腫瘍,脈絡叢腫瘍
  1.上衣系腫瘍
  2.上衣分化を示すその他の神経膠腫
  3.脈絡叢腫瘍
III.神経細胞系腫瘍と胎児性腫瘍
 1.神経細胞系腫瘍
  1.胚芽異形成性神経上皮腫瘍
  2.神経節細胞腫,神経節膠腫,退形成性神経節膠腫
  3.異形成性小脳神経節細胞腫
  4.線維形成性乳児星細胞腫・神経節膠腫
  5.乳頭状グリア神経細胞腫瘍
  6.ロゼット形成性グリア神経細胞腫瘍
  7.びまん髄膜性グリア神経細胞腫瘍
  8.中枢性神経細胞腫,脳室外神経細胞腫
  9.小脳脂肪神経細胞腫
  10.傍神経節腫
 2.松果体部腫瘍
  1.松果体細胞腫
  2.中間型松果体実質腫瘍
  3.松果体芽腫
  4.松果体部乳頭状腫瘍
 3.胎児性腫瘍
  1.髄芽腫
  2.多層性ロゼットを有する胎児性腫瘍,C19MC異状
  3.非定型奇形腫様ラブドイド腫瘍
  4.その他の胎児性腫瘍
IV.間葉系腫瘍
 1.髄膜腫
  1.WHO GradeIの髄膜腫
  2.WHO GradeIIの髄膜腫
  3.WHO GradeIIIの髄膜腫
  4.塞栓術に伴う壊死およびそれに起因するMIB-1陽性率の偽陽性的な高値所見に
    ついて
 2.末梢神経腫瘍
  1.Schwann細胞腫
  2.神経線維腫
  3.悪性末梢神経鞘腫瘍
 3.その他の間葉系腫瘍
  1.孤立性線維性腫瘍・血管周皮腫
  2.血管芽腫
  3.脊索腫
  4.脂肪腫
  5.血管腫
  6.その他の肉腫
  7.その他の良性間葉系腫瘍
V.その他の腫瘍
 1.血液系腫瘍
  1.造血器系腫瘍
  2.組織球性腫瘍
 2.胚細胞性腫瘍
第3部 鑑別ポイント
I.術中迅速診断・細胞診
 1.術中迅速診断の留意点
 2.術中迅速診断の目的
 3.凍結組織標本で注意すべき人工産物(アーチファクト)
 4.迅速診断のポイント
II.免疫組織化学の実際
III.腫瘍と鑑別を要する非腫瘍性病変
 1.非特異的反応性変化
 2.放射線治療後の変化─偽増悪と遅発性放射線壊死─
 3.感染症
 4.炎症性脱髄性疾患
 5.血管炎
 6.脳血管障害
第4部 臨床との連携
I.脳腫瘍の臨床診断と病理情報
  −脳神経外科医から病理診断医への9つのメッセージ−
 1.病理診断を待っています
 2.頭部MR入門
 3.迅速診断での注意1─BCNU wafer留置─
 4.迅速診断での注意2─必要要件を満たした返事で十分─
 5.迅速診断での注意3─定位生検・内視鏡診断─
 6.転移性脳腫瘍─re-biopsy部位としての脳実質
 7.成人大脳半球初発膠芽腫の治療
 8.高齢者の膠芽腫治療
 9.中枢神経系悪性リンパ腫
II.組織学的治療効果判定
III.病理診断報告書の記載法
索引


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