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自身の運動器機能にどう向き合い・改善させるか?セルフチェック&改善運動の有益なツールとなる「Koji Awareness」を医療者・スポーツ指導者向けにレクチャー!

新刊

室伏広治と考える運動器機能の評価と改善

Koji Awareness

  • 著:室伏広治(スポーツ庁長官)
  • 監修:金岡恒治(早稲田大学スポーツ科学学術院教授)
  • 監修 片桐洋樹(獨協医科大学埼玉医療センター整形外科講師)
  • B5判・120頁・2色刷
  • ISBN 978-4-8306-5199-1
  • 2024年11月14日発行
定価 2,420 円 (本体 2,200円 + 税10%)
あり
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正誤表

内容

序文

主要目次

現・スポーツ庁の室伏広治長官が研究を通じて開発した運動器機能のセルフチェック&改善運動ツール「Koji Awareness」を医療者・スポーツ指導者向けに解説した1冊.「Koji Awareness」はアスリートのみならず,日常生活の中で身体のバランスを保ちより快適に過ごしたい方々に対して,特別な道具を使用せず,自身の身体を自ら測定し,その機能を総合的かつ定量的に点数化するメソッド.本ツールは各部位の11個の評価項目から構成され,減点のあった項目は,対応する12の改善運動に導かれる構成となっている.また,「Koji Awareness」を用いた先行研究成果や地域医療・スポーツ現場での実践についてもまとめられている.
序 文

 現代社会において,日常生活にスポーツやエクササイズを取り入れることは,生活の質を高め,生きる力を与えてくれるものです.しかし,スポーツを生涯楽しみ続けるためには,身体をただ使うだけではなく,定期的なメンテナンスを行うこともトレーニングと同じくらい重要です.
 マッサージや治療といった他者の力を借りることも大切ですが,自分自身で身体をケアし,メンテナンスすることが欠かせません.自らの身体に対して責任をもち,その機能を維持・向上させるためには,日常的に意識して取り組むことが必要です.
 この書籍では,長年のアスリートとしての経験と研究を通じて開発した“KojiAwareness(KA)”を紹介しています.KAは,誰でも簡単に実践できるセルフスクリーニングと改善運動を組み合わせた方法であり,アスリートだけでなく,日常生活のなかで身体のバランスを保ち,より快適に過ごしたい方々にも役立ちます.
 KAスクリーニングテストにより自らの身体の問題点を把握し,それを改善していくことで,日常生活をより豊かに,スポーツやエクササイズをより楽しむことができるでしょう.この本が,読者の皆様にとって,自分の身体と向き合い,その機能を最大限に引き出すための手助けとなれば幸いです.

 2024年11月
 室伏広治
㐧1章 総論──運動機能とは?
 Koji Awarenessを作成した経緯

㐧2章 運動機能の評価
 運動器機能評価──Koji Awarenessスクリーニングテストの特徴
  評価1 頚部の可動性
  評価2 肩関節の可動性
  評価3 肩甲骨の可動性
  評価4 胸椎の可動性
  評価5 上半身の筋力
  評価5 股関節の可動性
  評価7 股関節と脊椎の可動性
  評価8 上半身と下半身の可動性とバランス
  評価9 体幹部の筋力
  評価10 下半身の筋力
  評価11 足関節の可動性

㐧3章 運動機能への介入
 改善運動の特徴
  改善運動1 弓矢のポーズ
  改善運動2 パイソンスクイーズ
  改善運動3 ウォールリバースプッシュ
  改善運動4 ウォールエンジェルスライダー
  改善運動5 フラメンコ胸郭回旋
  改善運動6 ウエイトシフト ウォールプッシュ
  改善運動7 横坐りからの立ち上がり
  改善運動8 ウエイトシフト スクワット
  改善運動9 ストレートレッグ ローワリング
  改善運動10 片脚スクワット
  改善運動11 ストレートレッグ ローワリング45
  改善運動12 コージ ウォールプッシュ
  Koji Awarenessアプリの紹介

㐧4章 研究成果と実践例
  実践例1 ランニング障害の発生とKoji Awarenessの関連─大学駅伝チームにおける前向きコホート研究─   
  実践例2 Koji Awarenessの健康増進への活用─東川町Studyの一例─
  実践例3 大学野球選手に対する運動介入前後のKoji Awarenessの変化
  実践例4 東京医科歯科大学の研究:痛み・FMS・介入
  実践例5 ロコモティブシンドロームとKoji Awarenessとの関連─運動器検診の必要性について─

おわりに
 Koji AwarenessのQ&A
 おわりに

索引