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活動能力障害に対する作業療法介入を臨床推論Clinical Reasoningの連続的過程として描き出した1冊!

考える作業療法

活動能力障害に対して

カバー写真
  • 編集:澤田雄二(札幌医科大学教授)
  • 編集協力:中村眞理子(札幌医科大学准教授)
  • 編集協力 後藤葉子(札幌医科大学准教授)
  • B5判・368頁・2色刷
  • ISBN 978-4-8306-4362-0
  • 2008年6月22日発行
定価 6,600 円 (本体 6,000円 + 税10%)
あり
在庫

内容

主要目次

疾患やけがなどで障害と共存を余儀なくされた活動能力障害をもつ患者に活動能力向上とその獲得をもたらすための作業療法介入のClinical Reasoningを提示した1冊.
本書では,まず活動についての概念を述べた後,日常生活上の各課題に対する活動能力障害のとらえかたとプロセスに重点を置き,基本動作からセルフケア,高次脳機能障害,さらに家族支援までの範囲で作業療法の治療・介入法について具体的に説き明かした.
☆図版185点,表組83点
1.活動能力のとらえ方─活動とは何か?
2.活動能力障害に対する治療的考え方─活動能力障害をいかに作業療法治療するか?
3.活動の広がりへの一歩─寝たきりから自分で立つ
4.自立を促すための考え方─無限の可能性をもつ能力を高める
5.トイレ活動─必要な能力(運動 精神 機能)を理解し,獲得に向けたアプローチを考えよう!
6.快適な入浴動作の提案─安全で心地よい入浴
7.能力に応じた更衣活動の提案─早期からできることをみつけよう!
8.食事動作を考える─食事を楽しむために
9.整容活動─時期・疾患別における整容活動の介入
10.認識を高める:高次脳機能障害のADL─視覚認識を広げるために視覚情報を利用する
11.運動の高次脳障害─多岐にわたる高次脳機能障害の概説と失行症への介入法
12.注意障害─ヒトのあらゆる行動の基盤となる注意機能の障害を捉える
13.心理的変化・情動─障害受容と感情失禁を中心に  
14.呼吸器障害を伴った生活障害の改善─呼吸器疾患患者に対して作業療法士はどのようにかかわるのか?
15.高齢者の生活改善─虚弱・認知症高齢者の生活障害に対する支援
16.家族への支援─家族への支援における作業療法士の役割 
17.生活管理・自己管理の術を学ぶ─活動を支える基盤づくり
18.廃用性症候群を起こさない─活動を支える運動機能の維持
19.自助具の工夫─その人にあった自助具の選択,自助具の工夫 
20.移動の工夫と自立支援─車いすシーティングによる移動支援
21.環境を整える─不便を便利に整える
22.生活の楽しみを援助する─音楽活動を利用する
23.社会参加を支援する─地域社会への参加-社会的活動の促進に向けて
24.社会資源の活用─社会資源をどう捉えて,作業療法士としてどうかかわるか
欧文索引
和文索引