「視能訓練士国家試験」対策はこの1冊から.要点チェック→過去問演習で力がつく!『視能学 第3版』にも完全対応!!
視能訓練士国家試験合格ノート第2版
内容
序文
主要目次
本書はそんなあなたを応援する強い味方.日頃から学生に国試対策を伝授している執筆陣が,合格に本当に必要なコツとポイントを教科書とは一味違うテイストで重点解説.改訂版となる本書では,『視能学 第3版』への参照対応や,カラー頁も組み入れ使いやすさを向上させた.
本書では,
1.赤チェックシートを使ってポイントを学習
2.ポイントを覚えたら,すぐに過去問にチャレンジ!
3.「解けなかった問題」を再度学習
以上を繰り返し,国試本番で「使える知識」を定着させる.豊富な図版は,いずれも読者が覚えやすいように工夫を凝らされたものばかり.先取りして勉強したいあなたにも,残り時間が少なく追い詰められたあなたにも最適な1冊.
2020年に刊行された「視能訓練士国家試験合格ノート」ですが,国家試験の難化に対応すべく,今回改訂し,第2版を発刊することとしました.ねらいは書名の通り「国試対策」です.視能訓練士養成において要求される内容は,眼科学全般だけではなく,医学生理学の一般的基礎的事項,医療倫理まで含むのは言うまでもありません.
学問は日進月歩といわれますが,学生時代に身につけるべきことは以前よりもかなり多いと思います.ですが,日常業務で最も求められる先達の蓄積してきた基本は,おいそれと変わることはありません.そして,この基本項目こそ国家試験の頻出問題として問われる箇所となります.
本書では,日々学生と接している若手教員ならではの国家試験出題傾向の分析と頻出ポイントを挙げ,基本項目を中心に国家試験合格ラインの60%以上をカバーする内容を目指しました.また,読者が学んだ知識をすぐに確認できるように各項目には国家試験をアレンジした練習問題を中心に掲載しています.早いうちから国試対策に取り組もうと考えている人も,残された時間が少なくなってこれから知識をまとめようとしている人も,最大限簡潔にしてわかりやすく学べるようにしています.関連テキストとして,各項目には『視能学 第2版,第3版』の参照ページや,視能訓練士国家試験の問題番号を記載してありますので,より深い知識を学んでください.
本書を大いに活用し,国試対策の座右の書となるよう願っています.
2023年2月
著者一同
Ⅰ 視器の構造と機能
1 眼球
2 眼球付属器
3 眼圧・房水
4 眼球の血管系
5 眼の発生
6 視神経・視路
7 脳と脳神経
8 眼球運動系
9 自律神経系
10 対光反応(反射)・近見反応
Ⅱ 保健医療福祉
1 保健医療福祉
2章 基礎視能矯正学
Ⅰ 視覚生理学
1 視力の評価
2 視力検査の種類
3 視力検査法
4 視野異常
5 視野検査
6 色覚
7 色覚・光覚の検査
8 電気生理学
Ⅱ 生理光学
1 眼球光学
2 屈折・調節の検査
3 屈折・調節の計算①
4 屈折・調節の計算②
5 屈折・調節の計算③
Ⅲ 両眼視機能と眼球運動
1 両眼視
2 外眼筋の作用と眼球運動
3 輻湊・開散・AC/A比
3章 視能検査学
Ⅰ 眼科一般検査
1 外眼部検査
2 限界フリッカ(critical flicker (fusion) frequency:CFF)
3 角膜形状解析
4 角膜内皮細胞検査(スペキュラーマイクロスコープ)
5 細隙灯顕微鏡検査
6 隅角検査
7 涙液検査
8 眼圧検査
9 眼底検査
10 光干渉断層計(OCT)総論
11 光干渉断層計(OCT)各論
12 蛍光眼底造影検査
13 眼軸長検査
14 眼窩画像検査
Ⅱ 眼科薬理学
1 自律神経作動薬
2 その他薬物
4章 視能障害学
Ⅰ 眼疾病学
1 眼瞼
2 涙器
3 結膜
4 角膜
5 水晶体・調節の異常
6 緑内障
7 ぶどう膜
8 網膜①
9 網膜②・硝子体
Ⅱ 神経眼科学]
1 瞳孔
2 視神経
Ⅲ 疾患まとめ
1 疾患(症状・所見)まとめ
5章 視能訓練学
Ⅰ 斜視
1 斜視検査
2 大型弱視鏡
3 Hess赤緑試験
4 網膜対応検査
5 立体視検査
6 内斜視
7 外斜視
8 交代性上斜位
9 A-V型斜視
10 核上性眼球運動障害・偽斜視
11 核・核下性眼球運動障害(麻痺性斜視)① 総論
12 核・核下性眼球運動障害(麻痺性斜視)② 麻痺筋の特定と頭位異常
13 斜視特殊型①
14 斜視特殊型②
15 斜視手術の種類
16 斜視手術の合併症
17 斜視の光学的矯正
18 斜視訓練の分類と名称
Ⅱ 弱視
1 弱視の基本的知識・弱視の各型
2 弱視の検査
3 弱視の治療
Ⅲ 心因性視能障害
1 心因性視能障害
Ⅳ 眼振
1 眼振
Ⅴ ロービジョン
1 ロービジョン①(定義と範囲)
2 ロービジョン②(視覚補助具)
索 引