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これ一冊で輸液の基本から実践までを理解できる!

これでわかる!もう怖くない!

輸液・栄養療法レクチャー

処方から学ぶ must/must not

カバー写真
  • 著:山東勤弥(大阪樟蔭女子大学大学院人間科学研究科人間栄養学専攻教授・専攻長)
  • B5判・228頁・2色刷
  • ISBN 978-4-8306-6061-0
  • 2012年2月14日発行
定価 5,500 円 (本体 5,000円 + 税10%)
あり
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内容

主要目次

輸液は臨床の現場で避けて通れない医療手段であるが,簡単明瞭でわかりやすい,実践的かつ適切な教科書がなく,また学校で授業もされていないのが,わが国の医療教育の現状である.輸液の「致命的」な間違いは,患者にそれこそ「致命的」な損害を与えかねない.
本書は,薬剤師向け月刊誌「月刊薬事」において,平成19年から平成22年にかけて33回に渡って連載した「処方から学ぶ must/must not 輸液・栄養療法のエッセンス」に加筆修正を加えて単行本化したものである.従って本書の内容はそもそも薬剤師向けあるが,医師や看護師などNSTを構成するその他の職種の方にも十分勉強になる内容となっている.
まず,輸液を理解するために,「なぜ?」と理由を深く掘り下げ追及し考えることで,エッセンスだけを覚えていただこうと,輸液の基礎をわかりやすく解説し,その次に,合併症が多い中心静脈栄養の適切な管理について,EBMに則って作成された「ガイドライン」をもとに,実際に判断する根拠・理由を重点に考え,個々の管理方法を具体的に「must(せなあかん),must not(したらあかん)」で提示するかたちで解説した.それ以降は,輸液を施行することが多い各種疾患などを想定し,具体的な症例を提示しながら輸液処方のポイントを解説した.
輸液の基本的な考え方から実践までを学ぶのに最適な一冊.
☆図版31点,表組90点,写真17点
1 輸液の基礎
2 ガイドラインに沿った中心静脈栄養の管理 must(せなあかん),must not(したらあかん)
3 胃切除後合併症での食事摂取開始
4 「温故知新」 昔,むかし,その昔・・・
5 たかが輸液,されど輸液
6 だれかが阻止できたはず
7 TPN処方を“瞬時に”チェックできますか?
8 末期がん患者の輸液管理
 A 死について(“死に方”について)
 B 終末期医療(ターミナルケア)
 C 栄養管理から皮下持続輸液まで
 D オピオイドの使用法
9 肝硬変患者の輸液管理
 A 肝硬変の病態・所見
 B 肝硬変の栄養管理
 C 肝性脳症の栄養管理
10 胃全摘出後合併症により腎不全患者の輸液管理
 A 症例を理解するための基礎的知識
 B 栄養管理について
 C 腎不全用経腸栄養剤
 D 本症例の処方内容の問題点
11 褥瘡を有する糖尿病患者の栄養管理
 A 糖尿病の基礎的知識
 B 褥瘡ケアの基礎的知識
 C 褥瘡の栄養療法の基礎
 D アルギニンの重要な働き
 E 本症例のまとめ
12 食道がん患者の栄養管理
 A 病態・治療の理解と術前栄養管理
 B 化学療法時の栄養管理
13 骨髄移植患者の栄養管理
 A 造血幹細胞移植の概要と感染対策
 B 造血幹細胞移植後の合併症
 C 造血幹細胞移植の栄養療法のまとめ