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眼科診療のスタンダードをビジュアルに解説!実践的シリーズの決定版!!

新篇眼科プラクティス  9

必読!コンタクトレンズ診療

カバー写真
  • 編集:前田直之(湖崎眼科)
  • 編集 大鹿哲郎(筑波大学教授)
  • シリーズ監修:大鹿哲郎(筑波大学教授)
  • シリーズ編集:園田康平(九州大学教授)
  • シリーズ編集 近藤峰生(三重大学教授)
  • シリーズ編集 稲谷 大(福井大学教授)
  • B5判・240頁・4色刷
  • ISBN 978-4-8306-5621-7
  • 2023年4月4日発行
定価 12,100 円 (本体 11,000円 + 税10%)
あり
在庫
電子版販売サイト

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正誤表

内容

序文

主要目次

本書は,コンタクトレンズ診療を始めたばかりの眼科医やスタッフが理解すべき知識を分かりやすくまとめた入門書である.レンズの種類や装用スケジュールなど基礎的なトピックから,近視抑制レンズのような,エキスパートにも役立つ最新情報を意欲的に盛り込んだ.また,巻末には,付録として【主要なコンタクトレンズデータ一覧表】も掲載.日々のコンタクトレンズ診療で参照したいエッセンスが網羅された,アイケアプロフェッショナル必携の書.

【シリーズ概要】
「日常臨床にすぐ役立つ」をコンセプトとした「眼科プラクティス」の最新シリーズ.今シリーズでは図版をより効果的に示すことで,さらにビジュアル面を大幅強化.直感的に理解できる「視る教科書」を目指した.
「必読!コンタクトレンズ診療」序文

 屈折異常の矯正法として,眼鏡,コンタクトレンズ,屈折矯正手術があり,それぞれに長所・短所があります.我々は,これら屈折矯正法に精通した上で,その眼の状態やライフスタイルに応じた方法をアドバイスし,本人の希望に沿って処方や手術を行なっています.屈折異常は重篤な疾患ではありませんが頻度が高く,またその矯正法によって視機能の質やQuality of Lifeが大きく異なってくるため,眼科臨床において大切な領域です.
 コンタクトレンズは安全性と有効性が高く,我が国でも1,500万人以上が使用しています.このニーズに応えるべく,近年のコンタクトレンズは目覚ましく進歩しており,実に多様なコンタクトレンズやケアが利用可能で,我々は常にその知識をアップデートしておく必要があります.
 大学や中核病院で,コンタクトレンズ診療に十分な体制を整えることは容易ではなく,コンタクトレンズに関する教育は困難です.一方,クリニックにおいても,開業するまでにコンタクトレンズ診療に携わる機会は必ずしも多くなく,また慣れないスタッフ教育に苦労されることも少なくないでしょう.
 そこで,コンタクトレンズ診療の経験が浅い眼科専門医,眼科専門医志向者,あるいはスタッフが,コンタクトレンズ診療のために理解すべき必要最小限の事項をわかりやすく整理した入門書で,エキスパートにとっても知識のアップデートに便利な書とすべく,本書を企画しました.本シリーズ全体に共通するコンセプトで,文章はできるだけ少なくして,表や図を多用し,巻末には,主要なコンタクトレンズの一覧表を掲載しました.本書がコンタクトレンズ診療に携わるアイケアプロフェッショナルにとって,タイトルのとおり必読の書になることを願っております.
 最後に,快くご執筆頂いた執筆者の皆様,文光堂の編集部の皆様に深く感謝申し上げます.

2023年3月
前田直之
大鹿哲郎
【総説】
 多様化するコンタクトレンズ

【解説】
Ⅰ.処方前に必要な知識
 1.コンタクトレンズの種類と装用スケジュール
 2.コンタクトレンズの光学特性
 3.コンタクトレンズの素材
 [T]コンタクトレンズの酸素透過性
 4.ソフトコンタクトレンズケア
 5.ハードコンタクトレンズケア
 6.Contact lens discomfort(CLD)
 7.コンタクトレンズによるドライアイの発生のメカニズム
 [T]コンタクトレンズと摩擦
 8.コンタクトレンズ関連の法律と管理者講習
 [O]施設基準と診療報酬
 [O]コンタクトレンズ処方せんのひな形
Ⅱ.一般的なコンタクトレンズの処方
 1.処方前の問診
 [T]コンタクトレンズドライアイ問診票
 2.処方前検査
 3.適応の決定とレンズ選択
 4.球面ソフトコンタクトレンズの処方
 5.トーリックソフトコンタクトレンズの処方
 6.球面ハードコンタクトレンズの処方
 7.遠近両用ソフトコンタクトレンズの処方
 [O]低加入度遠近両用ソフトコンタクトレンズの処方
 [O]遠近両用トーリックソフトコンタクトレンズの処方
 8.カラーコンタクトレンズの処方
Ⅲ.再診時のチェックポイントとトラブルシューティング
 1.フィッティングのチェック
 2.屈折のチェック
 3.角膜上皮障害への対応
 [O]角膜内皮障害への対応
 4.ドライアイへの対応
 5.アレルギー疾患への対応
 [T]抗アレルギー薬含有コンタクトレンズ
 6.無菌性角膜浸潤への対応
 7.角膜感染症への対応
 [T]バイオフィルム
 8.コンタクトレンズの汚れへの対応
 [O]眼瞼下垂への対応
 [O]カラーコンタクトレンズのトラブルへの対応
Ⅳ.特殊なコンタクトレンズの処方
 1.強度遠視・無水晶体眼への処方
 2.調光ソフトコンタクトレンズ
 3.スポーツ用コンタクトレンズ
 4.小児へのコンタクトレンズ
 [A]近視抑制ソフトコンタクトレンズ
 5.オルソケラトロジーコンタクトレンズ
 [O]オルソケラトロジーガイドライン
 6.屈折矯正手術後のコンタクトレンズ
 7.白内障術後の遠近両用コンタクトレンズ
 [A]眼圧測定用コンタクトレンズ
Ⅴ.眼疾患へのコンタクトレンズの処方
 1.治療用ソフトコンタクトレンズ
 2.円錐角膜への球面ハードコンタクトレンズ
 3.円錐角膜への多段階ハードコンタクトレンズ
 [T]ハイブリッドコンタクトレンズ
 [T]高度乱視用ソフトコンタクトレンズ
 4.角膜移植後のハードコンタクトレンズ
 5.スクレラルレンズ
 6.輪部支持型ハードコンタクトレンズ
 [O]虹彩付きソフトコンタクトレンズ
Ⅵ.付録─国内で販売されている主要なコンタクトレンズ一覧表
 コンタクトレンズ一覧表
  ハードコンタクトレンズ
  ソフトコンタクトレンズ(透明レンズ)
  ソフトコンタクトレンズ(カラーレンズ)

索引

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