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ありそうでなかった小児のステロイド療法の実践書!

小児科ステロイドの使い方・止め方・続け方

効果は最大,副作用は最小をめざす診療のすべて

  • 編集:稲毛康司(前日本大学医学部小児科学系小児科学分野准教授)
  • B5判・224頁・2色刷
  • ISBN 978-4-8306-3040-8
  • 2019年1月17日発行
定価 5,500 円 (本体 5,000円 + 税10%)
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内容

主要目次

小児診療におけるステロイド薬の使い方について,common disease(気管支喘息やアトピー性皮膚炎など)から専門領域(腎疾患,膠原病や眼科疾患など)まで解説.初期投与の処方例,減量のしかたや投与終了のタイミング,注意すべき副作用とその対応,効きが悪いときの「次の一手」など,実際の臨床で知りたい,知っておくと役立つポイントを,エビデンスを交えながら,病態・疾患ごとに解説した.小児科医をはじめ,小児を診る機会のあるすべての臨床医に役立つ一冊.
I 総 論
 A ステロイドの作用機構と薬理作用,副作用
 B ステロイド療法の実際
  1.投与方法
  2.ステロイド薬の使い分け
 C ステロイド薬の副作用
  1.全身投与ステロイド薬(経口薬,注射薬)
   a.概説
   b.成長障害
   c.グルココルチコイド誘発性骨粗鬆症
   d.ステロイド緑内障・白内障
   e.ステロイド糖尿病
   f.高血圧・可逆性後頭葉白質脳症など
  2.吸入ステロイド薬(鼻,気管支)
  3.皮膚外用ステロイド薬
 D ステロイド薬に対する過敏反応(ステロイドアレルギー)
 E その他
  1.患者・家族への説明─日常生活上の注意点
  2.ステロイドと予防接種
II 各 論
 A 病態に応じたステロイド療法
  1.敗血症性ショック
  2.緩和ケア─がん疼痛
  3.移行期医療─ステロイド薬と妊娠
  4.周術期管理,ステロイドカバー
  5.ステロイド離脱症候群
 B 疾患別のステロイド療法
  1.リウマチ膠原病
   a.若年性特発性関節炎(JIA)
   b.全身性エリテマトーデス(SLE)
   c.若年性皮膚筋炎・多発性筋炎,免疫介在性壊死性ミオパチー
   d.IgA血管炎(Henoch-Schönlein紫斑病)
  2.自己炎症性疾患
   a.PFAPA症候群
   b.ステロイド療法が主に行われる自己炎症性疾患
     TRAPS,PAPA症候群,Blau症候群/若年発症サルコイドーシス,
     中條-西村症候群,高IgD症候群,クリオピリン関連周期熱症候群
  3.免疫疾患
   a.IgG4関連疾患
    コラム 原発性免疫不全症とステロイド療法
  4.感染症
   a.細菌性髄膜炎
   b.マイコプラズマ肺炎
   c.ウイルス性肺炎
   d.伝染性単核球症
   e.敗血症
  5.川崎病
  6.菊池病
  7.神経疾患
   a.急性脳症
   b.重症筋無力症
   c.免疫性中枢性神経疾患
     多発性硬化症,視神経脊髄炎,急性散在性脳脊髄炎
   d.免疫性末梢性神経疾患
     Guillain-Barré症候群,Fisher症候群
   e.自己免疫性脳炎・脳症
     NMDAR脳炎,橋本脳症
  8.筋疾患
   a.デュシェンヌ型筋ジストロフィー
  9.循環器疾患
   a.心筋炎
  10.内分泌疾患
   a.リンパ球性漏斗神経下垂体炎
   b.亜急性甲状腺炎
  11.消化器疾患
   a.炎症性腸疾患
     潰瘍性大腸炎,Crohn病
   b.好酸球性消化管疾患
     好酸球性食道炎,好酸球性胃腸炎
  12.肝疾患
   a.自己免疫性肝炎
  13.血液疾患
   a.免疫性血小板減少症
   b.血栓性血小板減少性紫斑病
   c.血球貪食症候群
   d.Kasabach-Merritt現象
   e.好酸球増加症
    コラム TAFRO症候群
  14.腎疾患
   a.ネフローゼ症候群
   b.紫斑病性腎炎
  15.呼吸器疾患
   a.クループ症候群
   b.特発性間質性肺炎
   c.過敏性肺炎
  16.アレルギー疾患
   a.アレルギー性鼻炎
   b.気管支喘息
    1)長期管理
    2)急性増悪(発作)
  17.眼科疾患
   a.アレルギー性結膜炎
   b.ぶどう膜炎
  18.耳鼻咽喉科疾患
   a.突発性難聴,ANCA関連血管炎性中耳炎
   b.顔面神経麻痺
  19.皮膚科疾患
   a.アトピー性皮膚炎
   b.Stevens-Johnson症候群・中毒性表皮壊死症
   c.薬剤性過敏症症候群と急性汎発性発疹性膿疱症
索 引