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本邦初!コアカリ準拠で[アクティブ・ラーニング]を実践できる新しいテキスト!!

理学療法アクティブ・ラーニング・テキスト

骨関節障害理学療法学

カバー写真
  • 編集:対馬栄輝(弘前大学大学院保健学研究科准教授)
  • 編集 有馬慶美(看護リハビリ新潟保健医療専門学校校長)
  • B5判・400頁・2色刷(一部4色刷)
  • ISBN 978-4-8306-4578-5
  • 2020年2月14日発行
定価 5,280 円 (本体 4,800円 + 税10%)
あり
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正誤表

内容

序文

主要目次

モデル・コア・カリキュラムに準拠した章立てになっており,章ごとに〔Ⅰ.学習目標〕〔Ⅱ.予習課題〕〔Ⅲ.レクチャー〕〔Ⅳ.アクティブ・ラーニング〕〔Ⅴ.学習目標への到達度評価〕〔Ⅵ.問題の解答〕から構成されている.グループ学修やディスカッションを活用したアウトプット型の学修スタイルをベースとして,学生が能動的に物事に取り組む「姿勢」が養われ,汎用的能力・自分で考える力・物事を動かす力が身に付けられる.さまざまな課題が含まれているため,オンライン授業や課題のレポートにも使用でき,学生が効率的に予習・復習できるように工夫されており,養成校の全ての学生にとって有用な一冊である.

    
 理学療法の対象のうち,最も多く扱われるのが骨関節障害です.骨関節は人の運動・動作・行為を司る基盤なので,その障害改善を主目的とする理学療法の役目は大きいでしょう.
 骨関節障害は主に整形外科疾患に伴うため,従来から整形外科治療の補助としての理学療法が主体でした.特に手術療法に併発する関節機能の障害は深刻な問題であったため,関節機能の改善・維持に主眼を置いた術後療法としての理学療法は重要な位置を占めていました.
 近年の医療の発達は目まぐるしく,整形外科治療も例外ではありません.手術療法を取り上げても目的や併発する機能障害の質も変遷しています.すべからく理学療法に求められる役割も変わってきています.
 骨関節は運動器に包含されるものであり,随意的にコントロール可能な器官でもあります.ここで,暫定的に運動器とは骨関節に加えて神経・脈管系の組織・器官も含むと定義します.身体運動や身体活動を活用した理学療法によって,比較的容易に機能・能力の低下を防止または緩やかにできます.そこには,対象が目的意識をもって継続する主体性が必要です.理学療法の役目は疾患と関節障害をみることに主眼を置いていた時代から,障害と向き合っていく対象の意識を含めたパーソナリティや生活環境にも目を向けた方針へと変わってきています.
 本書では初学者を意識して,各部位疾患の章ごとに基礎的な病因から一般的なリスク管理,評価,理学療法という流れで述べています.各章Ⅲレクチャーの前後にはアクティブ・ラーニングスタイルのパートが設けられていて,能動的に考える機会を設けていただこうと考えています.ただ単に知識の蓄積だけではなく,能動的に考えてディスカッションする場も設けると効率よく修得できると確信します.そして知識の振り返り,整理だけではなく,上述した骨関節障害に対する理学療法の役目も念頭に置いていただければ幸いです.

2020年1月
学術編集 対馬栄輝
第1章 骨関節系理学療法の概念
第2章 下肢骨折
第3章 上肢骨折
第4章 変形性股関節症・大腿骨頭壊死症
第5章 変形性膝関節症
第6章 肩関節疾患
第7章 脊椎疾患
第8章 スポーツ傷害(外傷・障害):下肢
第9章 スポーツ傷害(外傷・障害):上肢
第10章 関節リウマチ
第11章 脊髄損傷
第12章 切断
第13章 慢性疼痛疾患
第14章 絞扼性末梢神経障害
索 引