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糖尿病患者さんへバラエティに富んだ献立を提供します!

糖尿病食事療法のための食品交換表 活用編第2版

献立例とその実践

カバー写真
  • 編著:日本糖尿病学会
  • B5判・156頁・4色刷
  • ISBN 978-4-8306-6047-4
  • 2015年1月15日発行
定価 1,320 円 (本体 1,200円 + 税10%)
あり
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正誤表

内容

序文

主要目次

本書は,糖尿病食事療法の手引き書として広く普及している『糖尿病食事療法のための食品交換表 第7版』をベースにして,より多くのバラエティに富んだ献立例を提示している“実践版”です.糖尿病であっても変化に富んだ食生活を楽しめることを患者さんにビジュアルに理解していただけるよう,豊富な献立写真を用いて解説しています.
内容は大きく4つの部分から成っており,まずPart1では,モデル献立として1日15単位,18単位,20単位,23単位,25単位の順に,それぞれ炭水化物の割合が60%,55%,50%の朝食・昼食・夕食・間食を,食事献立表とともに掲載.次にPart2では,Part1のモデル献立の各料理をどのように入れ替えて,多くのバリエーションを作成することができるのか,その具体例を提示.そしてPart3では,1日の指示単位が15〜25単位の各単位における指示単位配分例を,炭水化物の割合が60%,55%,50%の3段階で示しています.また近年では,日常の中で外食や中食を避けることが難しくなっていることから,Part4でそれらを上手に取り入れるための考え方と工夫について解説するとともに,よくある質問とその答えとして付録にQ&Aを掲載しています.
『糖尿病食事療法のための食品交換表 第7版』と本書をあわせて利用することで,より効果的な糖尿病の食事療法を行うことができます.
☆図版16点,表組13点,モノクロ写真62点,イラスト・線画80点
第2版 序

 糖尿病の食事療法は,必ず行うべき治療の基本であり,良好な血糖コントロールを保ち,さまざまな合併症を防ぎます.
「食品交換表」はこの食事療法のためのテキストとして,約50年前の昭和40年9月に第1版が発行されました.そして長年にわたり食事療法の指導に活用されています.平成25年11月には,炭水化物の適正な摂取量に対する社会的関心の高まりに呼応する形で,約10年ぶりとなる第7版への改訂がなされました.
 本書「糖尿病の食事療法のための食品交換表 活用編」は,この「食品交換表」をよりよく日常の食事指導の中で活用していただくことを目的として,平成19年5月にその第1版が発行されました.「食品交換表」の中のモデル献立を指示単位数に応じて数多く作成するとともに,これらの献立の主食,主菜,副菜を変更することで,バリエーション豊かな食生活を楽しめることを示しています.今回の第2版への改訂では,「食品交換表」第7版に準拠して,食事の総エネルギー量に占める炭水化物の割合について,従来の60%の配分例に加えて,新たに55%,50%の配分例も示しました.
 まずPart 1では,モデル献立として1日15単位,18単位,20単位,23単位,25単位の順に,それぞれ炭水化物の割合が60%,55%,50%の朝食・昼食・夕食・間食を,食事献立表とともに掲載しました.
 次にPart 2では,Part 1のモデル献立の各料理をどのように入れ替えて,多くのバリエーションを作成することができるのか,その具体例を示してあります.
 そしてPart 3では,1日の指示単位が15〜25単位の各単位における指示単位配分例を,炭水化物の割合が60%,55%,50%の3段階で示しました.これらの指示単位配分は,炭水化物,たんぱく質,脂質の割合が適正になるようにしました.さらに食品分類表の中の1単位あたりの栄養素の平均含有量(g)を基準とし,食事の中の栄養素の含有量を,その目安として算出しています.
 また近年では,日常の中で外食や中食を避けることが難しくなっていることから,Part 4でそれらを上手に取り入れるための単位の考え方と工夫について解説するとともに,よくある質問とその答えとして付録にQ&Aを掲載しました.
 本書を「食品交換表」とともに常に手元に置いていただき,医師や管理栄養士など糖尿病治療に関わるすべての医療スタッフの指導のもと,食事療法を継続し着実な成果をあげられることを,ここに切望する次第です.

平成26年12月
日本糖尿病学会食品交換表編集委員会
はじめに
「糖尿病食事療法のための食品交換表」と「糖尿病食事療法のための食品交換表 活用編」
 について
1 食品交換表とは
2 食品交換表第7版を用いた食事療法の実際
Part 1 糖尿病モデル献立集
 ● 1日15単位(1200キロカロリー)/炭水化物60%のモデル献立
 ● 1日15単位(1200キロカロリー)/炭水化物55%のモデル献立
 ● 1日15単位(1200キロカロリー)/炭水化物50%のモデル献立
 ● 1日18単位(1440キロカロリー)/炭水化物60%のモデル献立
 ● 1日18単位(1440キロカロリー)/炭水化物55%のモデル献立
 ● 1日18単位(1440キロカロリー)/炭水化物50%のモデル献立
 ● 1日20単位(1600キロカロリー)/炭水化物60%のモデル献立
 ● 1日20単位(1600キロカロリー)/炭水化物55%のモデル献立
 ● 1日20単位(1600キロカロリー)/炭水化物50%のモデル献立
 ● 1日23単位(1840キロカロリー)/炭水化物60%のモデル献立
 ● 1日23単位(1840キロカロリー)/炭水化物55%のモデル献立
 ● 1日23単位(1840キロカロリー)/炭水化物50%のモデル献立
 ● 1日25単位(2000キロカロリー)/炭水化物60%のモデル献立
 ● 1日25単位(2000キロカロリー)/炭水化物55%のモデル献立
 ● 1日25単位(2000キロカロリー)/炭水化物50%のモデル献立
 ● Part 1掲載のモデル献立の食事献立表
Part 2 糖尿病モデル献立のバリエーション
 ● 1日15単位(1200キロカロリー)/炭水化物60%のモデル献立の応用
 ● 1日18単位(1440キロカロリー)/炭水化物60%のモデル献立の応用
 ● 1日20単位(1600キロカロリー)/炭水化物60%のモデル献立の応用
 ● 1日23単位(1840キロカロリー)/炭水化物60%のモデル献立の応用
 ● 1日25単位(2000キロカロリー)/炭水化物60%のモデル献立の応用
Part 3 1日の摂取エネルギー別の指示単位配分例
 ● 炭水化物の割合と単位配分の仕組み
 1 1日15単位(1200キロカロリー)の指示単位配分例
 2 1日16単位(1280キロカロリー)の指示単位配分例
 3 1日17単位(1360キロカロリー)の指示単位配分例
 4 1日18単位(1440キロカロリー)の指示単位配分例
 5 1日19単位(1520キロカロリー)の指示単位配分例
 6 1日20単位(1600キロカロリー)の指示単位配分例
 7 1日21単位(1680キロカロリー)の指示単位配分例
 8 1日22単位(1760キロカロリー)の指示単位配分例
 9 1日23単位(1840キロカロリー)の指示単位配分例
 10 1日24単位(1920キロカロリー)の指示単位配分例
 11 1日25単位(2000キロカロリー)の指示単位配分例
Part 4 外食・中食の単位の考え方と工夫
 1 外食・中食の特徴
 2 外食・中食を利用するにあたって
 3 外食・中食を 表1から表6,調味料に分類し,単位計算をする
 4 外食時の料理の選び方と工夫
 5 中食の料理の選び方と工夫
付録 食品交換表Q&A よくある質問とその答え