神経所見のとりかたの第一歩!
カラーイラスト図解
手軽にとれる神経所見(電子版のみ)
内容
主要目次
なお本書は,月刊誌「臨床研修プラクティス」2009年4月号から2010年1月号まで全10回にわたって掲載した連載「初期研修医でもとれる神経所見」に,大幅な加筆・修正を加えて単行本化したものである.単行本化にあたって改良した点は,読者がさらに便利に本書を用いることができるように,雑誌掲載時よりもイラストを拡大するとともに,イラスト内容に修正を加えたこと,その所見に異常があった場合にどんな疾患や病態が考えられるかを“この検査でわかること”として診察法ごとにまとめた欄を新設したこと,救急外来での神経診察法の章を新たに加えたことなどで,その他細かく加筆や文章の見直しを行っている.
初期研修医や総合診療医を目指す若手医師が最初に身につけるべき最小限の神経所見に内容を絞ってあるので,神経所見のとりかたを学び始める入門書として最適のテキストである.
▷意外と知られていない,でも簡単な髄膜徴候〜eyeball tenderness
▷もう1つかんたんにできる髄膜徴候〜jolt accentuation
▷髄膜徴候としての有名な項部硬直
▷Kernig徴候
▷Brudzinski徴候
2 眼のみかた
▷視力・視野はじっくりと
▷眼裂の左右差〜見つけよう! Horner症候群
▷瞳孔,対光反射
▷輻輳調節反射〜患者も研修医も難しい?
▷眼位
▷眼球運動
3 顔・耳・飲み込みのみかた(1)
▷顔面の感覚〜簡単な解剖を覚えておけば理解もしやすい!
▷角膜反射
▷開口
▷顔面の麻痺〜末梢性と中枢性の区別をしよう!
▷Myerson徴候〜研修医でもできるPrkinson病のスクリーニング
▷聴力〜ベッドサイドでもスクリーニング!
4 顔・耳・飲み込みのみかた(2)
▷救急外来で必ず出遭う眼振
▷軟口蓋のみかた
▷病棟で必要になる嚥下のみかた
▷構音
▷舌
5 手・足のみかた(1)
▷視診
▷不随意運動
▷筋トーヌスの異常
▷上肢における錐体路徴候
6 手・足のみかた(2)
▷上肢筋力検査
▷上下肢協調運動
7 手・足のみかた(3)
▷下肢の視診
▷筋トーヌスの異常
▷Lasegue徴候
▷錐体路障害のスクリーニング
▷Hoover徴候〜ヒステリー性の片麻痺を見抜け!
▷下肢の徒手筋力テスト
8 歩行・体性感覚のみかた
▷歩行の視診
▷体性感覚のみかた
9 反射のみかた
▷腱反射
▷Babinski徴候
10 意識・高次機能のみかた
▷意識障害
▷失語〜優位半球の症状
▷失行
▷失認〜劣位半球の症状
▷記憶障害
11 5分でできる神経学的所見
▷視野
▷瞳孔,対光反射,眼位,眼球運動,眼振
▷顔面の感覚
▷顔面の運動
▷Myerson徴候
▷聴力
▷口蓋垂,軟口蓋
▷構音
▷舌
▷上肢の検査
▷指鼻試験
▷歩行
▷下肢の検査
▷膝踵試験
▷体性感覚
▷反射
▷優位半球のスクリーニング
▷劣位半球のスクリーニング
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