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理学療法臨床実践の全てを凝縮!虚実混交のインターネットよりこの1冊!!

新刊

図解理学療法技術ガイド第5版

理学療法臨床の場で必ず役立つ実践のすべて

  • 編集主幹:市橋則明(京都大学教授)
  • 編集委員:池添冬芽(関西医科大学教授)
  • 編集委員 久保田雅史(金沢大学准教授)
  • 編集委員 建内宏重(京都大学准教授)
  • 編集委員 中野治郎(関西医科大学教授)
  • 編集委員 宮本俊朗(関西医科大学准教授)
  • A5判・1016頁・2色刷
  • ISBN 978-4-8306-4715-4
  • 2024年10月25日発行
定価 10,450 円 (本体 9,500円 + 税10%)
あり
在庫
電子版販売サイト

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内容

序文

主要目次

第1章 評価,第2章 運動療法,第3章 物理療法,第4章 義肢装具・補助具,第5章 各種疾患別理学療法,第6章 地域リハビリテーション,第7章 理学療法管理という構成で,理学療法を行ううえで重要なこと,臨床で役立つことがほぼ網羅されているガイドブック.インターネットで検索するよりも本書で調べることで正しい情報に辿り着けることを目指し,一方でインターネットにはない臨床での工夫等を打ち出すため,各項目には惜しげもなく「クリニカルヒント」を加えた.学生の臨床実習や,入職後のPTが知りたいことをすぐに調べることができる1冊.
第5版序文

 本書は27年前の1997年に神戸大学の石川齊先生と武富由雄先生を編集主幹として,理学療法士をめざす学生や臨床現場の理学療法士の座右の書として出版された歴史ある書です.当時は理学療法に関する書物も少なく,現在のようにインターネットで簡単に知りたいことを検索できる状況でもなかったため,実際の臨床ですぐに役立つ技術のガイドブックとして読者から高い評価を得てきました.その後,2001年に第2版,2007年に第3版,2014年に第4版が出版され,この度,10年ぶりに第5版として改訂を行うことになりました.
 第5版では,「理学療法臨床の場で必ず役立つ実践のすべて」というサブタイトルが意味する本書の当初からの目的は踏襲しながらも,従来の内容にとらわれずに全く新しい本を作成する意気込みで,編集者,執筆者,掲載内容等を大幅に変更する大改訂を行うことにしました.項目は第4版とは大幅に変更し,ほぼすべての執筆者も変更した結果,本書は全く新しい内容となっています.
 私が今回の大改訂に挑むにあたり考えたことは,
 1.インターネット(嘘が混じっている情報)で検索するよりもこの本(正しい情報のみが体系的に書いてある)を見た方が良いといった本にしたい.
 2.インターネットには書かれていないことが書いてある本にしたい.
 3.理学療法を行う上で重要なこと,知りたいことだけが載っている本にしたい.
 4.この一冊で理学療法の臨床の現場で役立つことがほとんど網羅されている本にしたい.
 5.学生が臨床実習に持参する本,臨床の理学療法士が初めて経験することに対してすぐ調べることができる本にしたい.
 6.エビデンスを記載したい.
ということでした.上記の目的に合うように,章立ては,第1章 評価(24項目),第2章 運動療法(11項目),第3章 物理療法(16項目),第4章 義肢装具・補助具(6項目),第5章 各種疾患別理学療法(81項目),第6章 地域リハビリテーション(12項目),第7章 理学療法管理(4項目)としました.各項目に「クリニカルヒント」を加えて,インターネットでは記載されていない臨床現場での工夫等を記載し,また,81項目の「各種疾患別理学療法」ではガイドラインやステートメントを記載することでエビデンスを解説するようにしました.さらに「運動器疾患の理学療法」では「保存療法」と「術後理学療法」に分けて解説し,「術後理学療法」では術後プロトコルを記載するようにしました.
 27年前に出版された歴史ある書の内容を一新し,トータル154項目に関して最新の内容を記載した本書が,理学療法に関わる全ての人に役立つことを願っています.

 令和6年9月
 編集主幹 市橋則明
第1章 評 価
 1 基礎評価
   1 情報収集と医療面接
   2 意識レベルとバイタルサイン
   3 反射検査
   4 片麻痺機能検査
   5 筋緊張検査
   6 感覚検査
   7 形態測定
   8 精神・心理・認知機能検査
   9 栄養状態の評価
   10 嚥下機能の評価
   11 日常生活活動の評価
   12 生活の質の評価
 2 各種障害の評価
   1 関節可動域制限
   2 筋力低下
   3 持久力低下
   4 バランス障害
   5 協調性障害
   6 姿勢障害
   7 起居動作障害
   8 歩行障害
   9 高次脳機能障害
   10 痛 み
   11 発達障害
   12 呼吸機能障害
 
第2章 運動療法
   1 関節可動域トレーニング
   2 筋力トレーニング
   3 筋持久力トレーニング
   4 バランストレーニング
   5 協調性トレーニング
   6 有酸素運動トレーニング
   7 姿勢改善トレーニング
   8 基本動作トレーニング
   9 歩行トレーニング
   10 運動学習トレーニング
   11 痛みに対するトレーニング
 
第3章 物理療法
   1 表面温熱療法
   2 深部温熱療法
   3 寒冷療法
   4 超音波療法
   5 経皮的電気神経刺激療法
   6 干渉波電流刺激療法
   7 マイクロカレント療法
   8 神経筋電気刺激療法
   9 機能的電気刺激療法
   10 磁気刺激療法
   11 光線療法
   12 水治療法
   13 牽引療法
   14 振動刺激療法
   15 衝撃波療法
   16 空気圧式マッサージ療法
 
第4章 義肢装具・補助具
   1 義 手
   2 義 足
   3 上肢装具
   4 下肢装具
   5 体幹装具
   6 靴型装具・インソール
 
第5章 各種疾患別理学療法
 1 神経・筋疾患の理学療法
   1 急性期脳卒中片麻痺
   2 亜急性期以降の脳卒中片麻痺:運動障害を中心に
   3 亜急性期以降の脳卒中片麻痺:高次脳機能障害を中心に
   4 生活期脳卒中片麻痺:6ヵ月以降
   5 頭部外傷
   6 脳腫瘍
   7 脊髄損傷:頚髄
   8 脊髄損傷:胸髄・腰髄
   9 脳性麻痺
   10 筋ジストロフィー
   11 パーキンソン病
   12 多発性硬化症
   13 筋萎縮性側索硬化症
   14 ギラン・バレー症候群
   15 重症筋無力症
   16 多発性筋炎・皮膚筋炎
   17 脊髄小脳変性症・多系統萎縮症
   18 線維筋痛症
   19 顔面神経麻痺
   20 発達障害
   21 前庭障害
 2 運動器疾患の理学療法
  1 保存療法
   1 関節リウマチ
   2 脊椎椎体圧迫骨折
   3 椎間板ヘルニア
   4 腰部脊柱管狭窄症
   5 腰痛症 
   6 腰椎分離症・すべり症
   7 肩関節周囲炎
   8 腱板損傷・断裂
   9 肩関節不安定症
   10 上腕骨近位端骨折
   11 投球障害肩(野球肩)
   12 野球肘
   13 上腕骨外側上顆炎(テニス肘)
   14 橈骨遠位端骨折
   15 変形性股関節症
   16 変形性膝関節症
   17 後十字靱帯損傷
   18 膝内側・外側側副靱帯損傷
   19 膝蓋大腿関節障害
   20 腸脛靱帯炎
   21 脛骨過労性骨膜炎(シンスプリント)
   22 足関節靱帯損傷
  2 術後理学療法
   1 脊椎固定,椎弓切除・形成術
   2 腱板修復術
   3 鏡視下Bankart修復術
   4 人工肩関節全置換術
   5 上腕骨骨接合術
   6 手指腱縫合術
   7 人工股関節全置換術
   8 寛骨臼骨切り術
   9 人工骨頭置換術(大腿骨頚部骨折)
   10 骨接合術(大腿骨転子部骨折)
   11 大腿骨骨接合術
   12 人工膝関節全置換術
   13 高位脛骨骨切り術
   14 膝蓋骨骨接合術
   15 内側膝蓋大腿靱帯修復術
   16 前十字靱帯再建術
   17 半月板修復術
   18 下腿骨骨接合術
   19 アキレス腱縫合術
   20 足関節靱帯縫合術
   21 踵骨骨接合術
   22 外反母趾手術
   23 大腿切断
   24 下腿切断
  3 内部障害の理学療法
   1 慢性閉塞性肺疾患
   2 間質性肺炎
   3 誤嚥性肺炎
   4 胸腹部外科術
   5 虚血性心疾患
   6 心不全
   7 弁・大血管疾患
   8 末梢動脈疾患
   9 集中治療
   10 メタボリックシンドローム
   11 糖尿病
   12 腎疾患
   13 が ん
   14 臓器移植
 
第6章 地域リハビリテーション
   1 地域リハビリテーションの関連制度
   2 通所系理学療法
   3 施設系理学療法
   4 訪問系理学療法
   5 住環境整備
   6 福祉用具
   7 転倒予防
   8 フレイル
   9 サルコペニア
   10 ロコモティブシンドローム
   11 認知症と軽度認知障害
   12 尿失禁
 
第7章 理学療法管理
   1 医療安全
   2 感染管理
   3 褥瘡管理
   4 吸 引

索 引